ブライトダイアリー《双麗の英剣》ストレア&フィリア
第1話
──よっと。 うん、ログインできたみたいだね |
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フィリア、いらっしゃい! 待ってたよ |
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こんにちは、ストレア。 今いるのはストレアだけ? |
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そうだよ。さっきまでキリトと アスナとユイもいたけど、今は 3人共一緒に出かけてるよ |
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出かけてるって、 ストレアを置いて? |
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一緒にって言われたけど、 アタシが断ったんだよ |
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キリトとアスナとユイは一緒に 暮らしてたこともあったみたいだから なんとなく3人にしてあげたかったの |
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そっか。ストレアは優しいね。 それで一人でお留守番してたんだ |
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うん。ああいうのいいよね。 3人だけの特別な絆が あるみたいで |
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そうだね。 特別な絆か…… |
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ねえ、ストレア、 時間があるならわたしたちも 一緒に出かけましょうよ |
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この間、面白い宝探しの クエストを見つけたの。 一緒にやってみよう |
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宝探しか……面白そう。 アタシも付き合うよ! |
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到着っ! あっ、 フィリアお姉ちゃん、 ストレアお姉ちゃん、こんにちはっ |
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こんにちは、エヴェイユ | |
いいところに来たね。 エヴェイユも一緒に お出かけしようよ! |
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お姉ちゃんたち、 どこかお出かけするのぉ? |
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お宝ちゃん探しに行くの。 エヴェイユも一緒にどう? |
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楽しそぉっ! あたしも行くっ! | |
決まりだね。それじゃあ 3人で早速出かけましょう |
第2話
えい、やあああっ! | |
ドゴォォォォォォォォォン…… | |
壁が崩れて道が出てきたね。 ありがとう、エヴェイユ。 これで先へ進めるよ |
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えへへっ、叩くのは大得意だからねっ。 硬い壁だって一撃だもんっ。 打撃攻撃なら、任せてっ! |
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エヴェイユはこんなにちっちゃいのに すごいね。ぎゅってしてあげるよ! ぎゅー |
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あはは、くすぐったいよぉ、 ストレアお姉ちゃん! あたしもぎゅー! |
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ふふふ、なんだか本物の姉妹 みたいに仲良しだね |
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そうかも。エヴェイユはユイと違って アタシのこと、ちゃんと お姉ちゃんって呼んでくれるからね |
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それは、ユイちゃんのほうが、 お姉さんだからでしょう? |
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でも見た目はアタシのほうが おねーさんっぽいよ。だから アタシがおねーさんでいいんだよ! |
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姉妹って見た目で変わるもの じゃないんだけどなあ…… |
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そんなにお姉さんになりたいなら、 この冒険でも ちゃんとお姉さんらしく振る舞ってよ |
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もちろんだよ。 さぁ、二人ともおねーさんに続け── |
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待って、ストレア! 足元に罠っ! |
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えっ? きゃぁぁっ! | |
くっ、よいしょっと……! | |
危なかったー。ごめん、 二人とも助かったよ |
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どういたしましてぇ | |
うん。やっぱりストレアは、 お姉さんじゃなくて、妹だよね |
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ええーっ! そんなことないよ。 待ってよ、フィリア。ここからだよ |
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ここからちゃんとおねーさんらしく 振る舞うから! |
第3話
やぁぁっ! | |
モンスター | グルギャアアア──…… |
わぁっ、お姉ちゃんたち、すごいっ! 二人だけでやっつけちゃったっ! |
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えっへへ、アタシ、ちゃんと おねーさんらしかったでしょ? |
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うんっ! とってもカッコよかったのぉっ! |
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ふっふ~ん。 そうでしょそうでしょ! おねーさんをもっとほめて |
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まったく、調子いいんだから。 あっ、ストレア。宝箱が出たけど 触っちゃダメだよ |
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わかってるって。ここは トレジャーハンターにお任せするよ |
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フィリアお姉ちゃん、 開錠お願いねっ! |
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任せて。わたしの腕前を見せて あげる。えっと……罠はないね。 道中で拾った鍵を使えば……よし! |
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宝箱開いたぁ。 わぁぁぁ、宝石がいっぱいなのぉ |
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すごいね。でも、このクエスト、 それだけじゃないんだよ |
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宝箱の底にある3枚のメダル。 オブジェクト化してる状態じゃないと 拾えないんだけど……裏を見てみて |
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STREA、PHILIA、 EVEIL……アタシたちの名前が 刻まれてる! |
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そう。名前とクエストの攻略順を 刻んだコインが手に入るの |
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ちなみに先着10人限定。 わたしたちだけの特別なアイテム だよ。特別な冒険になったでしょ? |
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すっごいっ! あたしたちだけの特別っ! |
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特別な冒険、 特別な絆…… |
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ありがとう、フィリア。 これならキリトたちにも 負けないよ |
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どういたしまして。でも今日だけで 終わりじゃないよ。またこの3人で 一緒に特別な冒険をしましょう |
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うん! |
- 最終更新:2017-10-01 15:38:41