階層攻略戦:第99層
第1話
○○さん | |
99層の迷宮区に到着しました。 キリトさんとアスナさんと 一緒に攻略していきますよ! |
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○○さん、こんにちは | |
今日もよろしく頼むよ | |
はい、よろしくお願いします。 ところで、今日はユイさんたちは いらっしゃらないんですね |
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うん。ユイちゃんは シノのんたちと街でアイテムの 買い出しをしてくれているよ |
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自分ができることをやって 俺たちの力になりたいみたいだ |
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ユイちゃんやみんなの期待に 応えられるように わたしたちも頑張らなくちゃね |
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ああ。前線の迷宮区は 危険だが、俺たちで しっかり攻略していこう |
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はい。いつも以上に 張り切って攻略していきますね! 頑張りましょう |
第2話
あれれ? こっちは行き止まりみたいだよ |
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そのようね。道を間違えたのかしら? | |
うーん……でも、向こうの道って かなりレベルの高いモンスターが うろついてなかった? |
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ええ。戦闘を避けるために この道を選んだのだけれど… |
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たぶんだけど、強いモンスターを 倒していかないと進めない道に なっているんじゃないかな |
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この迷宮区は探索のスキルを 駆使して攻略するんじゃなくて |
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戦闘用のスキルを使って 強いモンスターに勝ち続けないと 進めない作りになってるんだと思うよ |
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戦闘のスキルをしっかり 鍛えているかどうかが問われる 攻略というわけね |
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けど、道中のモンスターだからって 侮っちゃダメだよ |
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さっきのモンスターもそうだけど、 ここのモンスターは下層のボス程度の 実力はあるみたいだからね |
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うう……戦闘だけなら あたしも役に立てると 思ったけど、厳しいのかな… |
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大丈夫よ、ノエル。 あなたは強くなったわ。 自信を持って |
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わたしたちもいるからね。 落ち着いて戦えば大丈夫だよ |
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アスナさん、アネット…… ありがとう。あたしも頑張って みんなの役に立つよ |
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うん、一緒に頑張ろうね。 それじゃあ先へ進みましょう |
第3話
99層の迷宮区だけあって モンスターが強いな |
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今のモンスターも 下層のフロアボスクラスの 実力はあったね |
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ダメージはなくても、 精神的な疲労は蓄積する。 注意していこう |
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うん。トラップも あるかもしれないから、 気をつけないと…… |
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そうだな…… っ! アスナ、危ないっ! |
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ふふふ、さすがに目敏いわね。 まさか今の不意打ちを 防がれるとは思わなかったわ |
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俺もまた会えると思ってなかったよ。 俺たちがいるときは、 顔を見せないんじゃなかったのか? |
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心変わりしたのよ。 あなたたちが中々面白いから 利用させてもらおうと思ったの |
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わたしたちを利用? 何を考えているの? |
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さて、何かしらね? 私は迷える子羊に道を示して あげるような優しい天使じゃないわ |
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はぐらかすなら、 少し強引に事を進めなくちゃ いけなくなるんだけどな |
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あら、怖い。残念だけれど 今はあなたたちと本気で 事を構える気はないわ |
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この道を進まないなら、 だけれどね |
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あなたたちの英断に 期待しているわ、ふふふ…… |
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……気配が消えたか。 厄介な相手がまた現れたな |
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迷宮区の難易度も高いのに、 100層クラスの クエストボスまで現れるなんて…… |
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ああ、だけどこれはチャンスだ。 俺たちがいるときにわざわざ 出て来てくれるんだからな |
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そうだね。倒せるなら ここで彼女との 決着をつけましょう |
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○○ | |
攻略もそうだが、 リリエラからの 不意打ちにも気をつけて進もう |
第4話
カタカラカタ…… | |
よいしょっと! 押さえ込んだ! 今だよ、二人とも攻撃して! |
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○○さん、行くよ。はぁっ! | |
カタカラ──…… | |
やったね。モンスター撃破だよ! | |
いい動きだね。 二人の息もぴったりだったよ |
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ほ、本当ですか!? えへへ、アスナさんに 褒められちゃったよぉ…… |
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わたしも二人に負けないくらいに 頑張らないといけないね |
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えぇぇっ!? アスナさん、今のままでも とっても強いのに |
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そんなことないよ。 わたしよりもずっと強い人はいるよ |
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その人の背中をわたしは 守っていきたいんだ |
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アスナさん…… すごい、向上心だよ |
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○○ | |
あたしたちも頑張ろう。 キリトさんやアスナさん、 みんなを守れるように |
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100層はあと少しだけど、 それまでに一緒に もっと強くなろうね! |
第5話
ふふふ、○○ | |
逢いたかったわ。 あなたとの邂逅を 待ち望んでいたの |
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来る日も来る日も あなたのことを 考えていたわ |
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──あなたはどうやったら 絶望に塗れた顔を 見せてくれるのか、ってね |
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○○! | |
あらっ | |
無粋なことをするのね。 憎しみに彩られた二人の 逢瀬を邪魔するなんて |
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好きにはさせないわ。 不幸を振りまくあなたを ここで止めてみせる |
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ふふふ、いい顔ね。 大人しそうな子ほど、 秘めた想いが大きいみたい |
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その顔が恐怖に塗られるのを 見るのも、また一興ね |
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君の狙いが何なのか、 そろそろ教えてくれないか? 逃げてばかりじゃつまらないだろう? |
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私の狙い? ふふふ、そんなの決まっているわ |
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この世界を壊すあなたたちを 粉々に壊すことよ |
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そのためならあなたたちから 逃げ回るのも苦ではないわ |
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気にいらないなら 私を捕まえてみなさい。 できるものなら、だけどね |
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また消えた…… | |
こっちも反応が消えた。 俺の索敵スキルで反応しないなら クエスト上の仕様の可能性もあるな |
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できれば被害が出る前に 彼女を討伐したいわ |
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ああ。だが焦りは禁物だ。 焦ったら奴の思うつぼだからな |
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○○ | |
引き続き警戒して進もう |
第6話
やっとボス部屋の前まで 辿り着いたね |
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ボスモンスタークラスとの 連続戦闘だったからな。 骨が折れたよ |
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加えてクエストボスの 乱入があったから、 かなり神経を使ったね |
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ああ、そうだな。 だが、これでひとまず終わりだ |
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──出てこいよ! 近くにいるんだろ? |
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……あら、バレていたのね。 それともハッタリだったのかしら |
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半々かな。しらを切られたら わからなかったよ |
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そう。わたしはまんまと 乗せられてしまったというわけね |
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けれど、いいわ。 私もあなたたちに 用があったもの |
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これ以上塔の守護者を 倒されるわけにはいかないの。 私が相手をしてあげるわ |
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今まで逃げ回っておいて 急に戦うなんて どういうつもりなの? |
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心は変わりやすいものよ。 特に私のは、ね |
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こそこそつついていた さっきまでとは違うわ。 本気の剣技を見せてあげる |
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○○ | |
私の想いを その身にわからせてあげるわ |
第7話
はぁっ!! | |
ふふ…… | |
そう動くのね。 それじゃあ、これはどうかしら! |
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アスナ、スイッチ! | |
行くぞ、○○! | |
ぐぅっ……ふふふ。 イタイタイタイ…… |
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くっ、攻撃が浅かったか… | |
いい刺激になったわ。 少し休んでから また遊びにきてあげる |
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逃がさない! | |
はぁっ! | |
ぐっ……! 今のは……! |
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ふふふふふ…… | |
アスナ、無事か! | |
うん、かすっただけだよ。 それよりも、今の彼女の動き── |
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ああ…… アスナがスキルを打つまでの 動きに似ていた |
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考えたくないが……奴は 成長している。思った以上に 厄介なことになりそうだな |
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そうだね…… | |
……色々考えなきゃいけないことは 多いが、迷宮区は攻略できたんだ。 今はそれを喜ぼう |
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うん。 暗い話題ばかりじゃないものね |
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○○ | |
迷宮区の攻略はこれでおしまいだ。 あとは探索しながら街に戻ろう。 お疲れさん。攻略戦も頼りにしてるぜ |
第8話
99層のボス部屋かー | |
どうしたんですか、ノエル? ボス部屋の扉なんて たくさん見てきたでしょう? |
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そうだけど、 この扉も次で終わりなんだなーと思って |
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そうね。 100層は《紅玉宮》だったかしら。 ヒースクリフがいる最後の階層ね |
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この扉を見てると色んなことを 思い出すよ |
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怖くって、苦しくって 悲しいこともあったけど |
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みんなで困難を乗り越えたときは…… とっても嬉しかったよ! |
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そうですね。皆さんと 苦楽を共にしてきたことが すべて思い出されます |
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私も不幸に負けずに 前を向いて 歩いていけるようになったわ |
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うん! 最後までしっかりと 戦い抜けるように、あたし頑張る! |
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この階層も悔いが残らないように 全力で挑むよ! |
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ええ、全力で戦って 無事に突破しましょう |
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一緒ならきっと 不幸も乗り越えられるはずだものね |
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○○ | |
階層攻略戦でも、 あなたの助けとなれるように 力を尽くすわ |
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99層の攻略戦でも よろしくね |
第9話
ふふふ…… また会ったわね、雪の子羊ちゃん |
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……神出鬼没ね。 けれどいつまでも逃げられると 思わないで |
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あなたは私たちが 滅してみせる |
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心地よい憎悪ね。 よければその源を 教えてくれないかしら? |
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………… | |
そういえばあなたに似た 銀色の子羊ちゃんは、 今日はいないのね? |
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あの子は可愛くてお気に入りなの。 砕いたら、きっと雪のように 綺麗に舞ってくれると思うわ |
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……っ! ルチアには手を出させない! |
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ふふふ…… | |
そう、あの子はあなたにとって 特別なのね |
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はぁっ! | |
へぇ、お姫様ほどじゃないけど あなたの剣技もなかなかのものね |
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こうかしら? | |
アネットさん、危ない! | |
○○たちか | |
あなたたちとは まだ本気で戦うつもりはないわ |
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精々 背中に気をつけておくことね |
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アネットさん、 ご無事ですか? |
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○○、エリス…… | |
ええ、助かったわ。 ありがとう |
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まだリリエラが潜んでいるかも しれません。慎重に探索しながら 街へ戻りましょう |
第10話
この気配…… 誰!? |
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ふふふ、 さすがは精鋭のお姫様ね。 この距離で気がつくなんて |
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リリエラ…… 何の用? |
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そんなに警戒しないで。 質問があるのよ。あなたならきっと 答えを知ってると思うわ |
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……何? | |
想い人に気持ちを届けるには どうしたらいいのかしら? |
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お、想い人!? | |
私には 心に決めた人がいるのよ |
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その人にとびきりの苦しみを プレゼントして、 絶望に染め上げたいの |
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それから、粉々にして 私の思い出の欠片として 大切にしておきたいのよ |
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この愛おしいまでの憎悪、 どうすれば伝えられると思う? |
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……残念だけど、 その危険な思いを 伝えることはできないわ |
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──あなたはここで わたしに倒されるもの |
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やぁぁっ! | |
おっと……ふふ、やっぱりお姫様は 格が違うわね。攻撃が鋭いわ。 ぜひとも取り込みたいわね |
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えっと……片手剣の使い方は こうだったかしら? |
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え?──くっ…… 今の動きは……! |
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うーん……まだ完全にトレースは できていないみたいね。 まぁいいわ。時間はまだあるもの |
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また会いましょうね、 精鋭のお姫様…… |
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今の動きはキリトくんの……? 彼女はやっぱりわたしたちの動きを 取り込んでいるというの……? |
第11話
○○さん、ちょっといいかな? | |
リリエラって名前のNPCについて 伝えておきたいことがあるんだ |
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あのNPCと実際に戦ってみて 気づいたんだ |
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あのNPC、 俺たちの前に出てくるたびに 強くなっている |
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身につけている装備の 性能だけじゃなくて本体の レベルも上がっているみたいだ |
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それも俺たちの レベルアップよりも 早いスピードでな |
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それと、彼女の戦い方なんだけど… わたしたちの動きを見て自身の 戦闘技能に取り込んでいるみたいなの |
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今回、奴が逃げ回っていたのは 俺たちとの戦闘を 避けるためじゃない |
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俺たちとボスクラスのモンスターとの 戦闘を隠れ見て、その戦い方を自分の ものにしようとしていたんだろう |
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今回、彼女はわたしたちと 本気で戦っていなかった |
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きっとわたしたちの 戦い方を引き出して 確かめていたんだと思う |
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すでに奴は、俺やアスナの戦い方や スキルの発動タイミングの一部を まねてみせた |
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奴はレベル以外にも そうやって『成長』しているんだ |
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ただのクエストボスだと 思っていたが……奴がこのまま成長を 続ければ恐ろしい脅威になる |
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できればそうなる前に 仕留めてしまいたいが…… |
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彼女には高位のハイディング能力が 与えられているわ。倒せない 可能性のほうが高い、だよね |
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ああ、だから君だけが頼りなんだ。 リリエラはクエスト攻略中の 君に執着している |
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君の前に再び現れるだろう。 奴の成長速度は脅威だが、 君だって負けてはないだろう? |
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奴との戦いに慣れれば 君ならきっと奴を倒せるさ |
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○○、任せたぞ |
第12話
99層のボス部屋前に到着しました | |
このフロアを突破できれば 残すは100層──《紅玉宮》のみです。 頑張りましょう |
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○○ | |
こんにちは。 今回も参加してくれて 嬉しいよ |
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キリトさん、アスナさん。 こんにちは! 今日もよろしくお願いします。 |
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ああ、よろしく頼むよ | |
今回の攻略戦は99層だ。 100層を意識するとは 思うが油断はするなよ |
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通常のフロアはここまでだからね。 間違いなく今までのフロアボス戦で 最強の敵が出てくるわ |
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一人だけでなんとかしようとせずに みんなと力を合わせて突破しましょう |
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はい。頑張ります! | |
それじゃあ、フロアボス戦を始めるね | |
──《攻略組》の皆さん、 集まってください |
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これより99層のフロアボス攻略戦を 開始します |
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今回の攻略は、 今までにない過酷な戦いに なると思います |
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けれど、ここにいる全員が 連携し、力を合わせれば 必ずボスを倒せるはずです |
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この世界で経験してきたことを すべて出し切って、 みんなで一緒に突破しましょう! |
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《攻略組》 | うおぉぉぉぉぉぉぉぉ──ッ! |
○○ | |
いよいよ99層のボス戦が始まる。 頼りにしてるぜ |
第13話
シノン | ボス部屋に入ったわ。 けれど…… ボスの姿が見当たらないわね |
アスナ | ……この嫌な感じ。 以前にもどこかで…… |
はっ…… みんな、上よっ! 注意して! |
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モンスター | ──ギュゥイゥイゥイゥイ…… |
ゴワァァァッ!! | |
シノン | くっ、降ってきた。 何っ!? 黒い亡霊、なの……? |
モンスター | ギュゥイゥイゥイゥイ! |
《攻略組》 | こっちに向かってくるぞ! |
アスナ | キリトくん! |
キリト | ああ! 75層のボスと同系統なら 二人がかりで食い止めるしかない! |
モンスター | ギュゥイゥイゥイゥイ! |
キリト | ぐあっ…… 重すぎる! |
アネット | ○○、私たちも! |
くぅあぁ……っ、 重たい… |
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シノン | 今助けるわ! |
モンスター | ギュゥイゥイゥイゥイ! |
キリト | ぐああっ! |
シノン | キリト、みんなっ!! |
……そんな、 私の射撃が効いていないの!? |
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アスナ | くっ…前の個体よりも格段に強い。 それに、以前は団長がいたけど、 今は…… |
キリト | あの猛攻を一人で捌ききれる奴は メンバーにはいない。連携して どうにか、かわしきるしかない |
○○、行くぞ! |
第14話
モンスター | ギュゥイゥイゥイゥイ! |
フィリア | 来るっ! 止めるよ、リーファ! |
リーファ | はいっ、フィリアさん。 やぁっ! |
フィリア | くっ、わたしたち二人で、 腕の鎌を一つ止めるのが 精いっぱいだなんて… |
モンスター | ギュゥイゥイゥイゥイ! |
ギュゥイゥイゥイゥイ! | |
シリカ | ○○さん、危ない! |
ピナ | くるるるるぅ! |
モンスター | ギュゥイゥイゥイゥイ! |
シリカ | ナイスだよ、ピナ |
こ、怖いけど、あたしたちだって 戦わなくちゃ……! |
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ピナ | くるるるるぅ! |
モンスター | ギュゥイゥイゥイゥイ! |
シリカ | う、うわぁぁぁっ! |
リーファ&フィリア | させない! |
モンスター | ギュゥギュギュギュイーン…… |
シリカ | み、皆さん、 ありがとうございます。 助かりました! |
フィリア | お礼を言うのはこっちだよ |
リーファ | シリカのおかげで 助かったんだから |
さ、今のうちに態勢を立て直すよ。 この階層、絶対に突破するんだから! |
第15話
オレが奴の攻撃を受け止める! ダメージディーラーは 後ろに下がってくれ! |
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ギュゥイゥイゥイゥイ! | |
ぐおおぉぉぉぉぉぉっ! | |
エギル! くそっ、 このままじゃエギルが持たねえ。 助けに行くぞっ! |
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ギュゥイゥイゥイゥイ! | |
《攻略組》 | 危ないっ! ぐあっ! |
大丈夫か!? | |
《攻略組》 | 構うな。この程度なら 問題ない! 早く助けに行ってやれ! |
お前ら……くっ | |
行くぞ、○○! | |
うおぉぉぉっ! | |
ギュアギャアアアアン…… | |
怯んだ! 今のうちに下がって 回復するんだ! |
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悪いな、助かったぜ | |
それはこっちのセリフだぜ。 どいつもこいつも無茶しやがって |
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すまないな。だが、 無茶でもしないと 勝ち目が見えてこなかったんでな |
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そいつは同感だがよ。 心臓に悪いぜ。次からはオレも 一枚噛ませてもらうからな、へへ |
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ああ、歓迎するぜ。オレたちで 《攻略組》の屋台骨を 守らないとな |
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おうよ。それじゃあ、 気合い入れ直していくぞ! |
第16話
モンスター | ギュゥイゥイゥイゥイ! |
リズベット | ○○、助けるわ! |
リズベット&ストレア | やぁっ! |
モンスター | ギュゥイゥイゥイゥイ! |
リズベット | 嘘っ! 骨系の相手なのに、 あたしのメイスが効いてないの!? |
ストレア | リズ、もう一度行くよ! |
リズベット | わかったわ! やぁっ! |
モンスター | ギュゥイゥイ……! |
ストレア | 3人分のスキルを連続で ヒットさせて、ようやく 怯ませられるみたいだね |
リズベット | 無茶苦茶な奴…… あたしの作った装備が 役に立たないなんて |
ストレア | そんなことないよ、リズ。 あなたの武具はしっかりと みんなを守ってくれてる |
この装備があれば どんな強い相手にだって 負けないよ! |
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リズベット | ストレア……そうね。 使う人間が、諦めてたら 武器が可哀想よね |
あたしもやるわ。 この子の性能を ちゃんと発揮してみせる! |
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○○ | |
戦闘後の装備のメンテは あたしが引き受けるから 全力でやっちゃいなさい! |
第17話
《攻略組》 | 衝撃に備えろ! 我々でボスの攻撃を 食い止めるのだ! |
ギュゥイゥイゥイゥイ! | |
《攻略組》 | ぐああぁぁっ! |
《攻略組》 | 怯むな! 戦線を支えるのだ! |
《攻略組》 | うおぉぉぉぉぉぉぉぉ──ッ! |
ギュゥイゥイゥイゥイ! | |
キリトくん、やるよ! | |
ああ! 行くぞ、アスナ! | |
はぁぁぁっ! | |
ギュイイィィィ────ッ! | |
前衛維持、助かる! 今のうちに回復してくれ! |
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《攻略組》 | 礼には及ばん。 それに回復もまだ必要ない |
あと数度は我々で受け切れる。 攻撃のほうは任せたぞ |
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そうか。 わかった、頼んだぞ |
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《攻略組》 | 任せてもらおう。我らとて 《攻略組》の一員、 必ずや勝利を掴み取ってみせる! |
うおぉぉぉぉぉぉぉぉ──ッ! | |
すごい士気だな | |
みんな、気持ちは同じなんだよ。 わたしたちも負けないくらい 頑張らないとね |
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○○さん | |
絶対に、 一緒にこの層を突破しましょう! |
第18話
ボスのラッシュが来る! 注意してくれ! |
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ギュゥイゥイゥイゥイ! | |
ギュゥイゥイゥイゥイ! | |
ギュゥイィィィィ! | |
くっ…… | |
耐え切ったか | |
チャンスが来たわ! 全員突撃! |
|
《攻略組》 | うおぉぉぉぉぉぉぉぉ──ッ! |
ギュイイィィィ────ッ! | |
ボスが逃げた! | |
ダメージを受けた人は 回復を最優先に! |
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これより攻勢をかけます! | |
○○さん | |
反撃開始だよ。 一緒に行きましょう! |
第19話
エリス | ボスの動きが鈍っています。 決着をつけましょう! |
シノン | この一撃なら! |
アスナ | みんなで、勝つよ! |
キリト | 終わらせてみせる! うおおおおっ! |
モンスター | ギュゥイゥイゥイゥイ…… |
ギュゥイ…………── | |
アスナ | わたしたちの勝利です! |
《攻略組》 | うおおおおぉぉぉぉぉぉ──っ!! |
第20話
はぁはぁ……勝てたのね | |
うん。わかってはいたけど 厳しい戦いだったね… |
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そうね。今はみんな、 疲れ果てて 倒れ込んでいるわ |
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私も少し 動けそうにないわね |
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俺もだよ。けど、 しばらくは休んでいても 誰も文句は言わないさ |
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そうだね。わたしたち、 勝ったんだもんね |
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ええ。 99層突破よ。残りの階層は 100層──《紅玉宮》のみ |
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ついにここまで来たんだね。 長かったよ…… |
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ああ…… 色々なことがあったな |
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………… | |
ヒースクリフは、 俺が倒すよ |
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うん。 でも無茶はしないでね |
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団長のステータスはきっと 100層のボスにふさわしいものに 引き上げられてると思うの |
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わかってる。俺だって あの男を一人で 倒せるなんて思ってないよ |
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みんなと一緒に戦うよ | |
うん、みんなで 頑張りましょう |
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○○ | |
今日は助かったよ。 ありがとうな |
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次は100層、 最後の階層攻略戦だ |
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俺たちが現実に戻れるかどうかは その戦いにかかってる |
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君の力をまた貸してほしい。 頼りにしてるぜ |
- 最終更新:2017-10-28 01:53:28